「人類の進歩と調和」をテーマとして1970年に開催された大阪万博のためにつくられた太陽の塔。
万博の他のパビリオンが撤去されるなか、太陽の塔の永久保存が決まって、現在は大阪の人気観光人気ランキング上位に入る場所として、多くの人が毎日訪れています。
太陽の塔の内部は約50年の時を経て、2018年に公開し常設展示となりました。
内部の公開前は、大規模な改修工事や耐震補強工事や内部再生作業が行われていたそうです。
太陽の塔 4つの顔がある場所と意味
太陽の塔には、3つの顔があります。
太陽の顔
塔の正面、お腹
↓
現在を表している
黄金の顔
塔の正面、頂部
↓
未来を表している
暗い太陽
塔の裏面、背面
↓
過去を表している
大阪万博テーマ館が「過去」→「未来」→「現在」をめぐる構成だったそうです。
さらに、もう1つの顔が太陽の塔の内部地下に展示されています。
地底の太陽
これは「地底の太陽」と言って、万博閉幕後に行方不明になってしまったそうですが、太陽の塔内部公開のために復元された太陽の塔の第四の顔です。
地底の太陽は、太陽の塔の地下展示「地底の太陽ゾーン」にあるので、見学チケットが必要になります。
太陽の塔を製作した岡本太郎氏は「人間の身体、精神のうちには、いつでも人類の過去、現在、未来が一体になって輪廻している」と考えていて、太陽の塔の顔の意味はこれ以上の解釈は自由とあります。
過去の闇の部分、暗い出来事や歴史を受け入れ、現在の問題に勇ましく果敢に立ち向かい、輝かしい未来に向かって進んで大空へ羽ばたく、
太陽の塔からはそんな力強さを感じました。
現在の顔のお腹の顔は、力強く前に進む顔やちょっと怒ったような顔にも見えますが、太陽の塔の地下にある窓からは、黄金の顔とセットで、笑顔に見える場所があるんですよ。
輝く未来が訪れた「未来の太陽の顔」をぜひ見てみてください。
太陽の塔の当日入場方法
太陽の塔への当日入場する場所は、太陽の塔の裏側です。
裏側に回ると、スロープ&階段があるのでそこを降りた先が太陽の塔の内部見学の入り口です。
カウンターで、あらかじめ予約していたQRコードを提示し、QRコードを読み取り後、紙のチケットをもらえます。
右側の列で入場時間まで並んで待ちます。
この受付作業があるため、予約時間の20分前までに受付に来るように、チケット購入時の注意書きが示されています。ですので、万が一20分前までに間に合わなかったとしても中には入れます。
関連記事:
太陽の塔予約キャンセルできないチケットを当日の見学時間を変更できた話
太陽の塔の滞在時間
太陽と塔を見学できる人数は決められています。
コロナ対策もありますが、中は急な階段になっているため、安全対策でもあると思います。
予約の入場時間は、毎時00分と30分。
太陽の塔の内部見学滞在時間は約30分程度です。
ただ、見学ルートの一番最初「地底の太陽ゾーン」では、映像や照明などを組み合わせて、3つのテーマの紹介があるため、全部見たい場合はもう少し見学時間が長くなるかもしれません。
プロジェクションマッピングで第四の顔がさまざまな色や模様になります。テーマごとで全く違う顔になるので全部見ることをお勧めします!
太陽の塔 階段 エレベーター どっち?
太陽の塔は基本的に階段を登る形で見学していきます。
エレベーターに乗りたい場合は、あらかじめ予約が必要です。
階段とエレベーターどっちがおすすめかといえば、絶対に階段がおすすめ。
なぜなら、生命の樹ゾーンは、地下から上に向かって天空に伸びる一本の樹に、単細胞生物からクロマニョン人まで生物の進化をオブジェによって表現しているからです。
この樹をぐるっと回るように階段が設置されているので、絶対に階段での見学がおすすめです。
万博開催当時は、この階段が全てエスカレーターでできていたそうですが、内部公開に合わせて階段へ置き換えられたとスタッフに説明していただきました。
生命のエネルギーを感じる空間に圧巻されました。
小学生の子供は、地底の太陽ゾーンに入った瞬間こそ「不気味、怖い」と言っていましたが、プロジェクションマッピングが始まると、幻想的な雰囲気と音楽に引き込まれ、生命の樹ゾーンでは、生命を感じさせる真っ赤な空間とカラフルなオブジェ、太陽の塔の腕の部分の、宇宙空間を彷彿させる吸い込まれる感覚に陥る演出等、別世界の異空間に全員感動しっぱなしでした。
太陽の塔の内部は幼児のような小さい子供には怖いと感じてしまう可能性もありますが、カラフルな空間&芸術作品に小さな頃から触れることは感性を刺激するいい経験になると思います。
太陽の塔 ミュージアムショップ
太陽の塔の内部見学が終わると、右手にミュージアムショップがあります。
このミュージアムショップは店内が狭いため、入るためにこの日は10分程度並びました。
ミュージアムショップでは、フィギアを初めTシャツ、文房具類、キーホルダー、ステッカー等、お土産にかって帰りたいグッズがたくさんありました。
今回は、ステッカーとフィギアを購入。
ガチャガチャはありませんでした。
太陽の塔の内部は、外見だけでは感じることができない生命エネルギーを感じることができる異空間です。
岡本太郎が残した芸術は呪術であるという言葉からもわかるように、言葉では伝えきれない前身で感じるこの感動をぜひ味わってみてください。
参考記事:
太陽の塔当日券予約なしで見学したい場合販売状況を確認する方法
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