秋になると毎年庭の畑でさつまいも掘りを楽しむ我が家。
また、子どもが幼稚園でさつまいも掘りに出かけた時は、大きなさつまいもを5~6本お持ち帰りしてきて、秋には毎日さつまいも料理が食卓に並びます。
さつまいもご飯をはじめ、さつまいもの天ぷら、スイートポテト、焼き芋、大学芋と毎日さつまいも料理にしても使いきれないほど、大量のさつまいもを収穫した時、傷ませることなくおいしく長期保存する方法をご紹介します。
さつまいもの特徴
さつまいもは収穫後も生きていて、時間をかけて熟成していきます。
掘りたてよりも、数日置いた方が甘みがまします。ですので、芋掘り当日にすぐに食べるよりも、掘ってから1週間程度置いてから食べるのが美味しいです。
収穫から2〜3ヶ月たった頃が一番おいしくなる時期。
だから大量に掘ったさつまいもを早く消費しなければ!と焦らなくても大丈夫です。
ですが、さつまいもはもともと亜熱帯の植物のため、2℃以下になると障害が発生して、腐敗してきます。
またさつまいもは水分を嫌うので、長期保存する場合は洗ってはダメ!
- さつまいもの貯蔵適温:13~15℃
- 湿度:80~90%
とされています。
さつまいもは寒さに弱いので、絶対に冷蔵庫の冷蔵室には入れないでください。どうしても入れたい場合は、野菜室の温度設定を弱(5度~10度)にして短期間のみ保管することをお勧めします。
そして、ビニール袋に入れっぱなしにすると痛みが早いので、すぐに袋から出してください。なぜならビニール袋に入れっぱなしにしておくと、ビニールが結露して、さつまいもに水分がつくからです。水分があるとそこから傷んだり腐り始めます。
さつまいもは掘った後もゆっくりと成熟していきます。貯蔵に適した適温になるべく近い温度と、さらに気温の温度差には注意しましょう。
掘ってから保存するまでの手順
1.保存する芋を選別する
キズがついて皮がむけたさつまいもや小さいさつまいもは、痛みやすいので保存には向いていません。
先に食べましょう。
キズ物が多すぎて食べきれない場合は、
・蒸かして潰す(スイートポテトの種をアルミカップに入れておくとすぐにおやつにして食べられます)
・焼き芋にして冷ましてから
・輪切りにして茹でるor蒸す
・生のさつまいもを短冊切りや輪切りにしてそのまま
の状態で冷凍保存できます。
2.さつまいもをよく乾かす
芋掘りしたさつまいもは泥が付いたまま、日に当てます。(堀った当日のみ)
翌日、翌々日(2~3日)は陰干しします。
こうすることで甘みが増し、さつまいもの周りについた水分を飛ばすことができます。
芋についた乾いた砂を払います。
3.新聞紙にくるんで保存
我が家では、お米を作っているので、秋の稲刈りが終了してから、もみ殻とさつまいもを段ボールの箱や発泡スチロールに詰めて保管しています。
もみ殻がない場合は、新聞紙に1本ずつ、細いさつまいもは数本まとめて新聞紙にくるみます。※細いと傷みやすいのでなるべく保管は避けたほうが無難です
寒さが苦手なさつまいもに布団を包んで温めてあげるイメージです。
段ボール、または発泡スチロールに入れます。
寒い地域は発砲スチロールがおすすめ。
寒さが厳しくない地域や、部屋の中で保存する場合は、段ボールでOK。
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保温用の発泡スチロールの箱が売っているので、寒い地域の方にはおすすめです。
ただし、箱を密閉すると多湿になって腐敗の原因になるので注意が必要です。
ビニールに入れておくのもNGです!
段ボールやスチロールのフタに数か所、通気口の穴を開けましょう。
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傷んだり腐ってくると、まずはシワっぽくなります。色が濃くなる場合もあります。触るとグニョっと柔らかく、ベトベトしてきます。
白カビや青カビが発生する場合もあるので、色や弾力がいつもと違う場合は傷んでいる証拠なので処分しましょう。
4.保存場所
保管するときは、なるべく温度差がない、直射日光の当たらない場所(冷暗所)で保管するのがおいしく長期保存するコツになります。
寒い地域の場合、冷蔵庫の上などに段ボールに入れて置いておく方法もあります。
さつまいもの貯蔵適温は13~15℃、湿度が80~90%とされています。
20度以上になると発芽してしまいます。
・温度と湿度を一定に保てる場所
に保管しましょう。
保存期間
保存に成功すれば3月くらいまでもちます。
なるべく長い期間保存したい場合は、やはり温度と湿度を一定に保つことがポイントです。特に温度差が激しいと結露やカビが発生する原因になります。
特にダンボールや発泡スチロールに入れなくても、土が完全に乾いた状態であまり温度の変化がない場所に置いておけば、1ヶ月くらいは持ちます。
ですが3ヶ月以上保存したい場合は、温度と湿度の管理を徹底すれば半年くらいは保存したことがあるのでチャレンジしてみてください。
また、傷んださつまいもを発見したら、早めに処分して他のさつまいもに傷みがうつらないようにしましょう。
まとめ
秋になると大量にさつまいもを収穫しますが、
・洗わないで日に当てて乾かす
・適温(13〜15℃)湿度に気をつける
工夫をすれば長期保存が可能です。
さつまいもには便秘解消だけではなく、抗酸化作用や美白・美肌効果も期待されているのでたくさん収穫したさつまいもを上手においしく保存して、長く楽しみたいですね。
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