「カブトムシとクワガタ採りに行こうよ~」
4歳の次男がここ最近、毎日のように言っている言葉。
どうやら、幼稚園の月刊絵本でカブトムシとクワガタムシを読んだようで、興味を持った様子。
我が家は、静岡の山間地に住んでいるものの、家にはなかなかカブトムシが飛んでこない。コクワガタなら毎年1~2匹飛んできますが、やっぱり木にいるカブトムシやクワガタを採りたい。
でも、カブトムシが大好きなコナラやクヌギ、栗の木はなかなかありません。
それならばと、バナナトラップを仕掛けて採集することにしました。
簡単なバナナトラップの作り方、分量、発酵時間、仕掛け方、カブトムシ・クワガタムシが採集できる時間、実際採集できたのかなどをまとめましたので参考にしてください。
簡単なバナナトラップの作り方
材料
完熟したバナナ 2本
焼酎 100cc
砂糖 100g
ドライイースト 3g
ジップロック
- バナナはよく熟れた甘いにおいがするものを使用してください。高級バナナのほうが効果あり
作り方
①バナナは皮と実を小さくちぎってジップロックに入れる。
②ドライイースト、砂糖を入れてモミモミする。
③焼酎を入れてモミモミする。
④ジップロックの口をしっかりしめて、太陽に1日~2日当てて発酵させる。
⑤発酵途中に袋が膨らむので、途中でガス抜き(空気を抜く)をする。
- 発酵が足りないと、強烈なにおいのするトラップができないので、最低でも1日は直射日光に当てて発酵してください。発酵が足りないと採集に失敗します(経験済み)。
バナナトラップの仕掛け方
カブトムシやクワガタムシがいそうな公園や雑木林に行って、木に直接バナナトラップのミツを塗ります。できれば、樹液が出ている木や、深いあながあるような木の周りに置くといいです。
いらなくなったストッキングや、排水溝ネットやペットボトルにバナナトラップのミツを入れて吊るす方法も。
しかし、これだと、最後にネットなどを回収しなければならず、それが手間なので、我が家では直接木に塗ったり、幹の間に置いたりしています。
カブトムシ・クワガタムシの採集方法 時間・場所
カブトムシとクワガタムシが採れる時間帯、場所を知っておくことで効率よく捕まえることができます。
カブトムシ・クワガタムシの活動時間
カブトムシ・クワガタムシがくらしているのは、落葉広葉樹林帯と常緑広葉樹林帯です。
落葉広葉樹林帯は、主にブナ、ミズナラ、クヌギなど。
常緑広葉樹林帯は、主にスダジイ、アカカシ、タブなど。
カブトムシは、ほぼ夜行性で、日が沈む直前から夜中の午前2時ごろまで活動します。昼間でも樹液の出る木にやってくることもあります。
クワガタムシも多くは夜行性です。
しかし、ブナ林にすむクワガタムシは、夜間の気温が低いため、昼間に活動するようです。
ミヤマクワガタ:9~14時と18時~22時ごろに活動。標高の高い場所では日中活動することが多い。
ヒメオオクワガタ:10~14時ごろに活動。ヤナギやミズナラで樹液をすっている。
このことから、
カブトムシ採集に向いている時間帯は、22時~2時の間。
クワガタムシ採集に向いている時間帯は、10時~14時。18時~22時ごろ。
以前は朝方(4時くらい)に採集に行っていましたがほとんど捕まえることができませんでした。
明るくなると同時に、カブトムシもクワガタムシも隠れてしまいます。
また、カブトムシ・クワガタムシの天敵カラスが活動を始めるので、夜中の時間帯の方がたくさん採集できます。
また、雨の日は、気温が低くなり、樹液が雨に流されてしまうのであまり活動しません。
雨上がりの晴れた蒸し暑い夜は活発に活動するのでねらい目です。
クワガタは敏感で、音や光を感じるとササっと逃げてしまいます。採集するときは静かに近づくことが大切です。
公園や林の近くの自動販売機、道路の溝などにも落ちていることがあるので周辺もよくみてみると意外な大物がゲットできるかもしれません。
バナナトラップで本当にカブトムシ・クワガタムシは採集できるのか?
カブトムシ・クワガタムシがいそうな公園にバナナトラップを仕掛けました。
結果は、コクワガタ、ミヤマクワガタ合計9匹ゲット。
息子たちはカブトムシを捕まえたいと言っていましたが、カブトムシは採集できず。
バナナトラップを仕掛けた次の日に雨が降ってしまったので、残念ながらトラップも流されてしまいました。
夏休み中にまたバナナトラップを作り、仕掛けてカブトムシをゲットできるようにまた公園通いになりそうです。
子供とお父さんと一緒にバナナトラップを作って、採集できれば、小学生の子供の自由研究にもいいかもしれませんね。
[…] 出典business-up286.com […]