静岡市の清水港でヒアリが発見された時に、ふじのくに地球環境史ミュージアムの研究員である岸本年郎准教授のコメントをニュースや新聞で見た方が多いと思います。
その時に「ふじのくに地球環境史ミュージアム」を知った方も多いのではないでしょうか?
12月10日まで、企画展「怖いアリ 新種のアリ 普通のアリ」が開かれていますが、静岡市駿河区にある「ふじのくに地球環境史ミュージアム」はどんな場所なのか、幼稚園と小学6年生の子供と行った感想を口コミします。
ふじのくに地球環境史ミュージアムへのアクセス
ふじのくに地球環境史ミュージアムは、県立静岡南高校をリノベーションして作られた施設。机や黒板はそのまま使っていて懐かしさも感じられます。
場所は、静岡市駿河区大谷にあります。
自家用車の場合、大谷街道を国道1号線側から海に向かって走っていくと消防署があるので、消防署前の交差点を右折します。
ふじのくに地球環境史ミュージアムは山の中腹にあり、交差点を右折してからの道は細く、急な坂道を登っていく感じになります。途中、看板が見えてくるので、看板の表示通りに進めば到着します。駐車場は無料で200台駐車できます。
バスの場合は、静岡駅北口ターミナルの8ーB乗り場から、美和大谷線「ふじのくに地球環境史ミュージアム」行きに乗ってください。駅から約30分でつきます。運賃は360円です。
ふじのくに地球環境史ミュージアムはどんなところ?
ふじのくに地球環境史ミュージアムは、標本や資料が充実しています。
標本をじっくり見てもらうために、ラベルや説明は小さく表記するなどのこだわりがあります。また、各部屋にはスタッフがいて、その部屋のテーマや見て欲しい部分をわかりやすく解説してくれます。
そして、ふじのくにの過去だけでなく、現在・未来をテーマに、これからの環境を考えさせるような仕掛けがあり、ただ標本や資料を見るだけでは終わらない部分が素晴らしいと思います。
入り口では、パネルを使って、過去から現在、未来の進化の過程を、高校の机とイスに座って見ることができます。
各部屋では各テーマ別に、豊富な標本の展示があります。
季節によって、いろんな体験ができます。この時は化石のクリーニング体験ができました。
講座室の1室は、高校の時の教室を丸々一部屋そのまま残してあります。机も教卓も先生の机も、とても懐かしい!
小学生の長男は、背の高い教卓と机とイスに驚いていました。
ふじのくに地球環境史ミュージアムのキッズルームと図鑑カフェは無料で利用できる!
キッズルームは、県内産の木を使った遊び場で、ぜひ素足で遊んで見てください。木の温もりを感じることができます。
おもちゃも全て木でできていて、たくさんの遊べるおもちゃが揃っています。絵本、木のプール(ボールプールのようなもの)、おままごと、ゲーム、パズルなどたくさんあって、子供は帰りたくない!とずっと遊んでいました。
キッズルームの横には、駿河湾や南アルプスが一望できる図鑑カフェがあり、図鑑や絵本を読みながらご飯を食べたり飲み物を飲んでくつろぐことができます。
カフェには飲み物をはじめ、パン・お弁当の販売があり、値段も500円以下で買えます。
図鑑カフェでは、外から持ち込んだ飲食物は食べることができないので注意してください。
ふじのくに地球環境史ミュージアムへ行った感想
ふじのくに地球環境史ミュージアムは、ただ標本を展示してあるだけでなく、過去から現在の自然の移り変わりと、その時に人間と自然がどう関わって変化してきているのか、という視点で学ぶことができ、とても面白いです。
幼稚園の次男も、標本を興味津々で見ていて、疑問に思うことを私に聞いてきた時にすかさず、近くにいたスタッフがやさしくわかりやすく説明してくれました。
食物連鎖が学べる部屋では、リアルな標本とテーブルの上に広がる「食うー食われる」の食物連鎖がわかりやすく表現されていたのが印象的です。
進化順に骨格の展示がある部屋も面白かったです。
また、ミュージアムの最後のコーナーでは、「あなたにとっての豊かさとは?」という問いが投げかけられ、紙に書いて投稿する場所があります。
今まで投稿した人のコメントが壁に張り出され、それぞれの想いが読み取れるのがとても面白かったです。
長男も次男も、どの展示室でもじっくり標本や資料をみていて、最後には「すごく面白かったからまた来たい!」と言っていたし、私もまたゆっくり来たい!と言っていました。
長男は、展示もよかったようですが、図鑑カフェが気に入ったようでした。
まとめ
ふじのくに地球環境史ミュージアムは、ふじのくにの人と自然の関係の歴史を学ぶことができます。
標本が豊富なので、小さい子でも見て楽しむことができます。まだミュージアムを見れないような赤ちゃんでも、キッズルームで県内産の木を使ったおもちゃなどで遊べるので、家族全員で楽しめる場所です。
室内なので、雨でも楽しむことができます。
これからの未来のふじのくにの人と自然の関係も考えるいいきっかけにもなるので、ぜひ一度は訪れて欲しい場所です。
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