ある日、子供の爪が根元から剥がれていることに気付きました。
しかも、1本の指だけではなく、手の指、足の指の爪が全部付け根から剥がれはじめているではありませんか?!
もしかして何かの病気?とすごく心配になり、すぐに病院にかかりました。その時に学んだことをまとめておきます。
子供の爪が根元から剥がれていたら病気かも・・・、とても心配になると思いますが、一呼吸おいて読み進めてくださいね。
子供の爪が根元から剥がれていて受診した結果
私は、子供の爪がおかしいことに気付き、いてもたってもいられなくなり、近くの小児科にかかりました。
その小児科医は
爪なんてそのうち生えてくるから気にするほどのことじゃないよ
ほっとけば治る
と言われました。
「原因を聞いてもわからない。」と言われ、すっきりしないので、翌日かかりつけ医を受診。
かかりつけ医の診断は、
これは、手足口病の後遺症です。「爪甲脱落症」と言われるもので、手足口病のウイルス「コクサッキーウイルスA6」というわりと新しいウイルスが悪さをしているんですよ。
手足口病のウイルスは数種類あるので、必ず「爪甲脱落症」になるわけではありませんが、今回は結構派手にでてますね。でも大丈夫ですよ。悪いものではないので安心してください。
でした。確かに、爪が剥がれる1ヶ月前に手足口病にかかっていました。
子供の爪が根元から剥がれる爪甲(そうこう)脱落症の原因
夏に流行る風邪の一つに、手足口病があります。
手足口病は、手足や口の中に水泡や発疹ができる感染症。ほとんどの場合は軽症ですみ、熱が出なかったり、手や足に水泡が出ない場合もあります。
しかし、手足口病の中でも、コクサッキーウイルスA6(CVA6)が原因で発症した場合、手足口病にかかって完治してから、1~2ヶ月すると手や足の爪が付け根から剥がれる爪甲脱落症になる場合があります。
手足口病と一言で言っても、ウイルスが数種類あるため、手足口病になったからと言って、必ず爪甲脱落症になるとは限りません。
コクサッキーウイルスA6による手足口病は、症状が激しく、発疹や水泡がが手・足・口の中以外にも、腕や肘、膝、脚(モモ)・口の周りにもでます。
発疹も結構大き目なので、症状が出ている時の子供の体は痛々しいです。実際、発疹している場所は痛がっていました。私の子供は、その後とびひになってしまいました。
爪甲脱落症の対処法・治療法
手足口病の後遺症で爪が剥がれている場合、もうすでにウイルスは体外にないので、特になにもする必要はありません。
爪は、自然にまた生え変わるので、新しい爪が生えてくるのを待ちましょう。
爪が伸びてくると、剥がれている爪の部分がだんだんと指先に移動していきます。その時に、引っかかって爪が肉にくっついている部分がはがれやすくなり、子供が痛がるので、こまめに爪切りで切ってあげるといいですね。
また、早くいい爪が生えてくるように、爪の生え際や指先を優しく押すようにマッサージするといいと先生からアドバイスをいただきました。
すると、数週間後には、全部根元から剥がれていた爪が、もとのきれいな爪に戻ります。
まとめ
子供の爪が根元から剥がれていることに気付いた時は、本当にびっくり!
しかし、手足口病の後遺症だと知り、爪は自然に生えてくるのを待てば元通りになることがわかり安心しました。
もしあなたも子供の爪が剥がれていて心配しているなら、参考になれば幸いです。
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