いちごがおいしい季節になりましたね。
毎年いちご狩りに行きたいなぁと思いつつ、いちご狩りはいちごを洗えないんだよなぁと思い、行くのに躊躇してしまいます。
子供ができる前は、いちごを洗うか洗わないかなんて気にせず食べていましたが、いちごには農薬がかなり使われていると知ってからは、洗わないで食べることにとても抵抗を感じています。
でも、洗うといちごがまずくなる、ビタミンCが流れ出る、と聞いたことがあるし・・・
いちごの農薬事情や洗うとまずくなるのかをまとめてみました。
いちごの農薬の使用量
いちご狩りやスーパーに並べられたいちごは、形や大きさが整い、見た目もすごくきれいでおいしそうですよね。
学生の頃、生物の先生が言っていたことを思い出しました。
いちごには農薬がたっぷりかけられているから、いちごを選ぶときは不ぞろいのちいさいいちごを選ぶように
その時は「ふーん、そうなんだ」としか思いませんでしたが、子どもができて、農薬や添加物を気にするようになってからは、いちごにどれだけの農薬が使われているのか気になり調べてみました。
アメリカの環境保護団体であるEWGが発表した残留農薬が多い危険な野菜・果物ランキングのワースト1がなんといちご!
検査結果によると17種類の農薬が検出され、60種類以上もの農薬が使われているそうです。
日本のいちごを台湾に輸出したところ、基準値を超える農薬と残留が認められない物質が検出されたというニュースが過去にありましたよね。
全部のいちごが該当するわけではないでしょうが、少なからずどのいちごも農薬をたっぷりと浴びている可能性があるということです。
この農薬たっぷりのいちごを洗わないで食べても、はたして無害と言えるでしょうか?
少しでも農薬の体内蓄積を防ぐためにも、農薬を除去する必要がありますね。
いちごの農薬を落とす洗い方
ボウルにいちごを入れ、流水で30秒以上洗い流す。
ヘタはとらずに洗う事!ヘタを取ってしまうと、ビタミンCが溶けだす、ヘタの部分から農薬が実に染み込む
ただし、いちごは水分を嫌い、水に濡れたままにしておくと傷みが早いため、食べる直前に食べる分だけ流水洗いをしましょう。
いちご以外の野菜や果物でも、農薬の残留が気になりますが、ワックス分の多い野菜やくだものは重曹やお酢を使って洗う方法があります。
他にも、市販品の農産物用洗剤も売っていますよね。
アメリカのコネチカット州農業試験場が、市販品の農産物用洗剤を使った洗い方と、ただの水で洗い流した実験を行った結果、どちらも洗わなかった場合と比較した時に、残留農薬の量は減っていたそう。
つまり、ただの水で洗い流せば、農薬は落ちるという事です。
塩水や洗剤液は使わないほうがいいようです。(塩水で洗うと、表面についた農薬が果肉に浸透する。)
まとめ
いちごは害虫被害を受けやすい果物のため、農薬の使用頻度は多いという現状があります。
残留農薬の基準値を超えていないとはいえ、小さな子供に食べさせるものには気をつけたいもの。流水で少し洗い流すだけで農薬は減り、味も落ちないので、いちごを食べる直前に水洗いして食べることをお勧めします。
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